授業風景

木炭画とQ.Dの授業風景 2019.1

Themes:授業風景

本日は朝から雨が降っていた大阪です。
今週も生徒の皆さんは熱心に授業を受けていました!

さて今回は、
「木炭画」と「Q.D(Quick drawing)」の授業風景をご紹介します。

基礎科で行う木炭画の授業では
基本的な木炭や道具の使い方から形の捉え方、
モチーフの描き方、そして遠近感の出し方などを学びます。

講師が描きながら説明した後に
実際に描いていきます。

木炭を使うのが初めての人でも
講師が基本的なことから指導しますので安心です。

木炭画は、じっくりと時間をかけて立体感を感じ取りながら、研究するのに最適な画材です。
少し手でこするだけで、薄くなったり消えてしまう木炭ですが、その半面「消す」という概念が、
他の画材に比べありませんので、「描く」ことに没頭し、あたかも本当に手で触っているような感覚になって行きます。
そうなることで、日々見過ごしがちな立体を深く感じることができるのです。

そして、本科以上のクラスが対象のQ.D(クイックドローイング)の授業では、
木炭デッサンとは対照的にモチーフをスピーディーに描き、
メリハリのある美しい線表現をテーマに、ドローイングテクニックに磨きをかけます。


こちらの授業では色鉛筆や鉛筆などを使い描い、
「線」重視でどんどん描いていきます。


じっくり描いていく木炭画の授業とは、正反対ですね。
しかし、形を捉えて画面構成を考えて
描いていくというデッサンの根本は同じなのです。

デッサンは、ともすれば部分的な細かさに気を奪われがちですが、クイックドローイングは、
大きさをつかむ・大切なPOINTを見抜く・全体視するというデッサントレーニングにも最適です。


スピードを上げて描くと、同じモチーフでも1枚1枚仕上がり具合が異なってきますので、
それもまた面白いですね。

生徒の皆さんは次回も受講してくださいね!

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最後に、先日お知らせいたしました
2月開催の特別講演会、
引き続きご予約受付中です!

詳しくは下記のリンク先をご覧ください。
2019年_特別講演会のお知らせ

by m.m.art | 2019.01.20 |